ゾーン移行とは




  システム全体について

ゾーン移行について、携帯電話はナゼ移動しながら通話ができるの?という案内です。

先ずはじめに皆さんに知っていただきたいことは携帯電話全体のシステムです。

ただし、携帯電話の方式や人口密度の高い都心、人口密度の低い郊外などでまるの大きさは変わってきます。

各無線基地局を束ねてめんどうをみているのが真ん中にある親分の無線回線制御局です。無線基地局は親分の無線回線制御局の言うことを忠実に守ります。

そして、無線回線制御局のめんどうをみている大親分の移動通信交換局です。移動通信交換局は皆さんの会社や家にある一般電話の電話網につながっていて、皆さんの携帯から会社や家に電話をかけるとき、この大親分の移動通信交換局が俺に任せろとばかりに一般電話網と話をつけてくれます。


  携帯電話はなぜ移動中に通話ができる?

それでは、本題のについての説明です。図を見てください。

今、左下のゾーン1からゾーン2へ通話しながら移動(A地点からBを経由してC地点まで」しようとしている携帯電話があります。これは太郎さんの携帯電話です。

A地点ではゾーン1の基地局と交信しています。ところが、B地点に行くと今まで交信していたゾーン1の基地局の電波が弱くなってきます。同時にゾーン1の基地局にしてみれば、太郎さんの携帯電話からの電波がこれまた弱くなってきます。

このままでは電波が更に弱くなって交信が途絶える、つまり通話が切れてしまいます。これでは困ります。


  どうするの?

そこでゾーン1の基地局はそのことを親分の無線回線制御局に訴えます。
「親分、このままでは太郎さんの携帯電話との交信が切れてしまい、ひいては通話も切れちゃいますぜ」

そこで親分の無線回線制御局は近くの無線基地局たちに号令します。
「みんな!太郎さんの携帯電話から出ている電波の強さを測りなさい!」

近くの基地局たちは一斉に太郎さんの携帯電話からの電波の強さを測定して、直ちに親分の無線回線制御局に報告します。

その結果、親分の無線回線制御局はゾーン2の基地局から報告された電波の強さが一番強いと判断して、ゾーン2の無線基地局が持っている通話チャネルのリストの中から空いているチャネルを1つ選んで太郎さんの携帯電話に「ゾーン2の無線基地局が持っている○○のチャネルに切り替えなさい」と指示をします。

そして、親分の無線回線制御局はゾーン2の無線基地局のめんどうを見始めるのです。これでめでたく太郎さんの携帯電話は通話が途切れることなくゾーン2へ移動できたのです。

※無線基地局が携帯電話の電波の強さを測定しましたが、携帯電話の方で基地局の電波を測定し、無線回線制御局へ報告する場合もあります。



  方式の違い

ハンドオーバーのやり方は主に今はなきアナログ方式と現行のデジタル方式で使われ、FOMAは少々違います。

何が違うかというと、アナログやデジタル方式では「いっせいのせい」と通話チャネルを切り替えていましたがFOMAでは「いっせいのせい」ではなく、あらかじめ切り替わる先のチャネルのあたりをつけておいてジワリジワリと移っていきます。これを「ソフトハンドオーバー」と呼んでいます。

このように、携帯電話は移動しながらつながっているのです。







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